定年 compulsory retirement age 2003 10 31
急速に進む少子高齢化を考えると、
つまり、日本が「高齢者大国」になることを考えると、
定年の延長を考える必要がある。
今は、60才が定年でしょうが、
将来的には、65才が定年、70才が定年と、定年を延長していく必要がある。
少子高齢化による労働力不足もあるが、
今の60才は、昔に比べて、体力もあり、気力もある。
昔の60才は、心身共にボロボロで、本当に老人だった。
今の60才は、昔に換算すれば、昔の50才ぐらいでしょう。
平均寿命の伸長に合わせて、定年も伸長させる必要がある。
80才で、みんな死んでしまうならば、60才が定年でも問題ありません。
しかし、今後、医療や健康技術の発達で、
みんな100才まで生きられるようになると、
60才が定年では問題です。
80才で定年が、妥当です。
それから、税金を払わないで年金ばかりもらう人が増えても困ります。
働ける体力、気力、知力があれば、
どんどん定年を延長していき、
大いに稼いでもらって、大いに税金を払ってもらう。
発想を転換する必要があるのです。
どうも、みんな、相変わらず、
高度成長時代の余韻に浸っているのです。
みんなの頭が、「若者大国」なのです。
若者中心の発想、若者中心の商品開発。
しかし、今後、10年で、少子高齢化が急速に進みます。
つまり、「高齢者大国」になるのです。
だから、高齢者中心の発想、高齢者中心の商品開発も必要なのです。
子どものおもちゃを見ると、対象年齢が3歳以上とか、7歳以上とかありますが、
今度は、対象年齢が70歳以上とか、80歳以上とか、
そういう商品も、でてくると思います。